転職先の選択肢が多い看護師

看護師の転職の際の職場選びには、人材不足に加えて現実のものとなった高齢化社会が要因となり、医療施設や介護施設といった多くの選択肢が存在しています。

具体的に、医療分野では高度化する医療技術と医療サービスを平等に受けられる体制を整えるべく、地域医療の構造化や組織化が進んでいます。また、その要となる国公立や大学などの大規模病院では、チーム医療が導入されつつあります。そのため、現在の看護師の求人では従来的な夜勤ありの雇用形態やクリニックなどの求人のほかに、医療施設およびサービス自体が更に細分化されてきているのが特徴です。特定診療科の専門クリニックや認定看護師の採用、訪問看護など人材の需要が拡大しています。
また、介護福祉分野では介護度が7段階に分かれるほどニーズが多様化しており、特老から通所デイサービスまで求人が全国的に増加傾向にあります。これらのことから、看護師の求人は全国ほとんどの地域で複数の選択肢があるのです。
その一方で、実際に転職を図る場合には、個々の希望する条件を満たす案件がなかなか見つからないことも少なくありません。その主な理由としては、いい条件の求人には募集が集中する傾向にあることが挙げられます。そして、看護師の求人の特徴として公開求人と非公開求人とがあり、いい条件の求人は非公開求人に多数存在することが考えられています。そのため、看護師が転職する際の職場選びでは、複数求人があっても希望する条件の求人を探しにくいという現状があるようです。